や、青春期未満の人口の比率によって、影響を蒙る可能性があるからである。もし一国で行われる一切の結婚が、少数であろうと多数であろうと、早婚であり、従って多産的であるならば、同一の出生率を生ずるためにより[#「より」に傍点]低い結婚率でよいことは明かであり、または同一の結婚率をもってより[#「より」に傍点]高い出生率が生ずるであろう。この後者の場合は、結婚率はスウェーデンとほとんど同一またはやや以下であるが、出生及び死亡はこれより高いフランスに、当てはめ得るように思われる。そして比較される二国において、その一方が他方よりも、青春期未満の人口の比率が遥かに高い場合には、年結婚の総人口に対する一般比率は、結婚適齢者における予防的妨げの作用の同一なることを決して示しはしないであろう。記録簿の中で、予防的妨げが地方よりも都市において作用することが少いような形を示させるものは、実は一部分は、都市では青春期未満の人口の比率が低いという事実と、外来者の流入となのである。実に結婚適齢の未婚者が最大なのは都市であることには、ほとんど疑いはあり得ない。だから予防的妨げは都市においてより[#「より」に傍点]多く作用しているのであり、従って人口の半数以上が十五歳以下のアメリカの如き国においては、年結婚の総人口に対する比率は、予防的妨げがいかに実際働いていないかということを、正確に表現しないであろう。この問題は複雑であり、やや注意を要するものである。
『2)[#「2)」は縦中横] 〔Sussmilch, Go:ttliche Ordnung, vol. i. c. iv. s. lxxi. p. 141.〕
[#ここから2字下げ]
『ノルウェイでは、おそらく、産児の半数は四十三歳、四十四歳、またはそれ以上まで生存するのであろう。従って、産児のやや半数以上が結婚まで生存するけれども、二〇歳ないし四四歳の者が必ずや数多く未婚生活をしているのであり、換言すれば予防的妨げが著しい程度に行われているのであろう。スイスのヴォー州の一部では、産児の半数は四五歳までも生存する。従ってもし四〇歳までは誰も結婚せず四〇歳になれば全部が結婚するとすれば、産児の半数以上は結婚まで生存するであろうが、しかし全部が四〇歳以下には未婚なのであるから、予防的妨げは非常に著しい程度に行われていると云い得よう。
『従って、産児のう
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