Xの述べるところは正しいであろう。しかし実際上は、一国の婦人が突然通常以上に多産的になるということは滅多にない。そしてこの演繹の原本たる一般死亡表では、出生が結婚に影響を及ぼすようになっていないならば、それはいかなる種類の正しい平均をも表わし得ず、従ってあらゆる見地においてほとんど全く無用であろう、
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『プライス博士がこの問題を理解していないその上の証拠には、彼はこれにつき長い念入りの註釈を加えているけれども、しばしば年出生と結婚の表をもって各一結婚当りの産児数を表わすものとしており、特に、スウェーデンの比率をもって該国の結婚の出産性の程度を示すものと指摘している1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。彼は単に、年出生と結婚の表は、あらゆる場合において、結婚の出産性を正確に表わすものでないと考えたに止り、それがこれと絶対的に何の関係もなく、また、単に不正確であるどころか、他の知識なくただかかる表からだけでは、ある国の結婚の出産性がその持続期間中に出生二を生ずる如きものであるか、または出生一〇〇を生ずる如きものであるかは、決して云い得ないものであることに、少しも気附いていないように思われる。
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『1)[#「1)」は縦中横] Observations on Revers. Paym. vol. i. p. 275.
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『従ってかかる表は、結婚の出産性の表わすものと考えれば、全く無用のものとして排斥されなければならぬが、しかし結婚まで生存する産児の比率を表わすものと考えれば、極めて貴重なものであり、極めて興味ありかつ望ましい知識を与えるものとして保存されなければならない。
『先女帝カザリンは、ロシアの新法典に関する告示の中で曰く、「我が農民は、大部分、一結婚から十二人、十五人、はなはだしきは二十人の子供を挙げている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。」これは確かに誇張であるが、しかしおそらく、この言葉は、ロシアの婦人は一般に多産的であるという知識に基づくものであろう。しかも作られた表によると、たいていの州では、わずか三人の子供しか産まぬことがわかるが、これは女帝の言葉とは全く両立し得ないものである。しかし以上の推理によれば、これらの表は単に、三人の産児のうち二人が結婚まで生存することを表わすだけのことで
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