齡ェとなるであろう。この場合、中位死亡年齢を中位結婚年齢より十年おそいと仮定し、この十年間に死亡が九分の一増加するとすれば、年々死亡年齢の差だけの間隔を置いた年死亡数と比較すれば、一〇対二〇となり、この事実から、産児の半数が結婚まで生存するということになろう。
『この法則の根拠は、記録簿一般に関する次の観察によって、明かとなるであろう。
『人口が停止的な国においては、同時的死亡は出生と比較すれば同数であり、云うまでもなく全産児中の死亡を表わすであろう。そして結婚は、またはもっと適切に云って、出生と死亡との両者と比較した結婚者の数は、再婚及び三婚につき適当な斟酌をすれば、結婚まで生存する産児の正しい比率を表わすであろう。しかしもし人口が増加か減少をしつつあり、また出生、死亡、結婚が同一率で増加か減少をしつつあるならば、出生と比較した死亡と、出生及び死亡に比較した結婚は、記録簿において時を同うする出来事が自然の順列においても時を同うするのでない限り、以前に表わしたものをもはや表わさないであろう。
『第一に、死亡は出生と同時的であり得ず、平均して常に平均寿命または中位死亡年齢と等しいだけの間隔を置いていなければならぬことは、明かである。従って、全出生中の死亡は、移民がない場合には、記録簿の中に存在するにもかかわらず、または存在するであろうにもかかわらず、しかも、人口が停止的な場合を除いては、出生及び死亡の同時期は決してこれを示さず、そして吾々はわずかに、もし死亡を、記録簿の出生から平均寿命に等しいだけの間隔をおいて、とるならば、死亡が出生に等しいことを見出すのを、期待し得るに過ぎない。そして実際上、出生及び死亡は、このようなとり方をすれば、常に同数であることが見出されるであろう。』
[#ここで字下げ終わり]
第二に、ある年の結婚はその結婚を行うものの出生とは決して時を同うすることは出来ず、常に平均結婚年齢に等しいだけの間隔を置いていなければならぬことは、明かである。もし人口が増加しつつあるならば、今年の結婚は、今年の出生よりも少数の出生により行われるものであり、そして云うまでもなく、時を同うする出生と比較しての結婚は、常に、産児の中《うち》結婚まで生存するものの比率を表わすには、少な過ぎるであろう。そしてもし人口が減少しつつあるならば、この反対のことが生ずるであろう。従
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