前には出生に関して生じたのであることを信ぜしめ、そして、現在は正しいとわかっている比率を過去または将来の時期に当てはめるに当っては、極めて注意深くしなければならぬことを、吾々に教えるのである。
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    第九章 英蘭《イングランド》における人口に対する妨げについて(続)(訳註――本章は第五版に新たに設けられたものである。)

 人口条令による一八一一年の報告は疑いもなく異常な結果を現わした。それは加速度的な大増加率を示し、都市の増加と工業に従事する人口の比率の増加にもかかわらず、人民の健康が大いに増進されたことを示すものである。かくしてそれは、一国の資源が急速に増加しつつある時には、ほとんどいかなる重圧の下においても、人口は直ちに増進を開始するということの、新しい適齢を提供したのである。
 一八〇〇年の人口の量、並びに記録簿に与えられた出生、死亡、結婚の比率は、出生の死亡に対する比率が四対三であり、死亡率が四〇分の一である場合に生ずべき増加以上の比率で、人口がしばらくの間増加したことを、明かに示している。
 これらの比率は、一国の人口に毎年一二〇分の一を加え、したがってそれが継続するとなれば、第十一章の第二表によれば、八三・五年ごとに人口を倍加せしめるであろう。これは、富裕にしてかつ人口稠密な国においては、増加よりはむしろ減少が合理的に期待される増加率である。しかし、かくの如き減少は少しも起らず、一八一〇年までは著しく加速度的に進んできたことがわかるのである。
 一八一〇年には、各教区からの報告によれば、陸海軍人等を三〇分の一加えて、英蘭《イングランド》及びウェイルズの人口は、一〇、四八八、〇〇〇と測定されたが1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]、これは、同様にして測定された一八〇〇年の人口、九、一六八、〇〇〇と比較すると、十年間の増加が、一、三二〇、〇〇〇であることを示すものである。
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 1)[#「1)」は縦中横] See the Population Abstracts published in 1811, and the valuable Preliminary Observations by Mr. Rickman.
[#ここで字下げ終わり]
 十年間の登録洗礼数は、二、八七八、九〇六、登録埋葬数は一、九五〇、一八九であっ
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