事実であったであろうが――これと見解を共にしないのである。現在の結婚率によって見れば、一七八〇年以来生じたと思われているより[#「より」に傍点]急速な人口増加は、出生の増加よりは死亡の減少から生じたものであることが、わかるのである。』
[#ここで字下げ終わり]
 ショオト博士は、英蘭《イングランド》の出生の人口に対する比率を一対二八と見積った1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。サフォークの農業報告では、出生の人口に対する比率は一対三〇と見積られた。最近の報告によれば、サフォーク全体としてはこの比率は一対三三を多くは下らない2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。サア・F・M・イードゥンが提出している人口実測による十三箇村の正確な報告によれば、出生の人口に対する比率は一対三三であり、また都市や工業教区から得られた同じ典拠によるもう一つの報告によれば、一対二七・四分の三であった3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]。もしこれらの一切の事情を綜括し、同時に出生記録簿における周知の脱漏と近年の我国人口の周知の増加を考慮して、出生の人口に対する真の比率が一対三〇であると仮定し、更に現在の死亡率を前述の如くに四〇分の一と仮定すれば、最近の報告に現われている洗礼の死亡に対する比率にほぼ近いものが得られる。出生の死亡に対する比率は、四対三または一三・三分の一対一〇であり、これは、外国で死亡したと想像し得るものを斟酌しても(訳註)、アメリカ戦争以来生じた人口の増加を説明して余りあるものである。
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 1)[#「1)」は縦中横] New Observ. p. 267.
 2)[#「2)」は縦中横] 私的調査においては、非国教徒及びその子供に洗礼を受けさせぬものは、もちろん人口の中に数えられないであろう。従ってかかる調査は、その及ぶ範囲では、真の出生率をより[#「より」に傍点]正確に表わすであろう。そして吾々は、公けの報告における周知の出生の脱漏を推算するためにこれを使用して少しも差支えないのである。
 3)[#「3)」は縦中横] Estimate of the Number of Inhabitants in Great Britain, etc., p. 27.
〔訳註〕第二版ではここのところは次の如くなっている、――
『外国で死亡したと想像し得るもの、及びこ
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