業都市で事実見られる如くに、死亡の最も少い年頃の人間の流入による急速な人口増加の結果たる場合を別とすれば、滅多に二八分の一というが如き低率になるものではない、と云っている。一般に彼は、大都市の死亡率は一九分の一4)[#「4)」は縦中横、行右小書き]ないし二二及び二三分の一、普通都市では二四分の一ないし二八分の一、地方村落では四〇分の一ないし五〇分の一である、と考えている5)[#「5)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Price's Observ. on Revers. Paym. vol. i. note, p. 272.
2)[#「2)」は縦中横] Id. vol. ii. First additional Essay, note, p. 4.
3)[#「3)」は縦中横] Id.
4)[#「4)」は縦中横] ストックホルムの死亡率は、ワルゲンティンによれば、一九分の一である。
5)[#「5)」は縦中横] Observ. on Revers. Paym. vol. ii. First additional Essay, p. 4.
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かかる叙述に対しては、プライス博士には都市の不健康を誇張する傾向があるという反対論がなされるかもしれない。しかしこの反対論は、ロンドンに関して重要性を有つだけであるように思われる。右に記された他の諸都市の数字は、彼独特の意見が影響を及ぼし得ない文書から得られたものである1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。しかしながら、啻にロンドンのみならず英蘭《イングランド》の他の諸都市やおそらくはまた地方農村もまた、これらの計算の当時には現在より健康状態が劣っていたと信ずべき十分な理由があることを、注意しなければならぬ。ウィリアム・ヘバアドン博士は、プライス博士がそれによってロンドンの生命の蓋然率を計算した一七五九年ないし一七六八年の十箇年間の記録簿は2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]、近年の記録簿よりも遥かに甚だしい程度の不健康状態を示している、と云っている。そして人口条令に基づく報告は、埋葬における大きな脱漏を斟酌しても、我国のあらゆる地方都市や田舎において、従来計算された時よりも遥かに健康状態がよいことを、示している。同時に私は『人口条令の結果に関する諸観
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