笊s健康な職業はほとんど知られていない、奥地の植民地においては、人口は十五年にして倍加したことがわかっている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。この異常な増加でさえ、おそらく、極度の人口増加力には及ばないであろう。新しい国を開発するには非常に過酷な労働が必要であり、かかる場所は一般に特に健康的とは考えられず、またおそらく住民は時々インディアンの襲撃を受けるであろうが、これは若干の人命を損じ、またはとにかく勤労の結果を減少することであろう。
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 1)[#「1)」は縦中横] Price's Observ. on Revers. Pay. vol. i. p. 282, 4th edit.
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 出生の死亡に対する比が三対一の比例である場合に、三六分の一という死亡率に基いて計算された、オイラアの表によれば、倍加期間はわずか一二年五分の四であろう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。しかもこの比例は、啻《ただ》に蓋然的な仮定であるばかりでなく、一国以上において短期間に実際起ったところのものである。
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 1)[#「1)」は縦中
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