ス洋のより[#「より」に傍点]肥沃な島では、貧困や食物の欠乏に苦しむことはほとんどまたは全くないということが、確実な事実であるとすれば、かかる気候における蒙昧人の間でかなりの程度の道徳的抑制が行われるとは期待し得ないであろうから、この問題に関する理論は当然に、戦争を含んでの罪悪が、彼らの人口に対する主たる妨げである、との結論に達せしめるであろう。これらの島々に関し吾々の有つ記録は、有力にこの結論を確証する。上述した三大群島においては、罪悪が最も顕著なものであるように思われる。イースタ島においては女に対して男が非常に比例がとれていないのであるが1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]、これから見ると、航海者の誰にも知られていないけれども、殺児が広く行われていることには疑いはあり得ない。ペルウズは、各地方の女は、その地方の男の共有財産であると考えているらしい2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。もっとも彼れの目にふれた子供の数は3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]、むしろこの意見を否定するものの如くであるが。イースタ島の人口は、ヨオロッパ人との交渉によっては大きな影響を受けたはずはないけ
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