内国商業に従事していた時と同一量の勤労を動かさないであろうか?
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第二十七章 通貨及び銀行について
(一二四)通貨に関しては既に極めて多く論ぜられ来っているから、かかる主題に注意を払うものの中《うち》、偏見を有つものの他は、その真実の諸原理を知らないものはない。従って私はただ、その量及び価値を左右する一般的諸法則のあるものを瞥見《べっけん》するに止めるであろう。
金及び銀は、すべての他の貨物と同様に、それを生産しかつ市場に齎すに必要な労働量に比例してのみ、価値を有つ。金は銀よりも約十五倍より[#「より」に傍点]高価であるが、それはそれに対する需要がより[#「より」に傍点]大であるからでもなく、また銀の供給が金のそれよりも十五倍より[#「より」に傍点]大であるからでもなくして、もっぱら、その一定量を獲得するに十五倍の労働量が必要であるからである。
一国において用いられ得る貨幣の量はその価値に依存しなければならぬ。すなわちもし貨物の流通のために単に金のみが用いられるならば、銀(のみ――編者挿入)が同一の目的に用いられる場合に必要な量のわずかに十五分の一の量が必要とされるであろう。
流通高は過剰になるほど豊富には決してなり得ない。けだしその価値を減少せしめることによって、同一の比例においてその分量は増加されるし、かつその価値を増加せしめることによって、その分量は減少されるからである。
国家が貨幣を鋳造しかつ何らの造幣料も課さない間は、貨幣は、等しい量目と品位とを有つ同一金属のある他の片と、同一の価値を有つであろう。しかしもし国家が鋳造料を課すならば、鋳造された貨幣片は一般に、課せられた全造幣料だけ鋳造されない金属片の価値を超過するであろうが、それはけだし、それを獲得するに、より[#「より」に傍点]多量の労働または同じことであるがより[#「より」に傍点]多量の労働の生産物の価値を必要とするからである。
国家のみが鋳造をする間は、この造幣料の賦課には何らの限界も有り得ない。けだし鋳貨の分量を制限すればそれは想像し得るいかなる価値にまでも高められ得るからである。
(一二五)貨幣が流通するのはこの原理による。すなわち紙幣に対する賦課の全額は造幣料と考え得よう。それは何らの内在価値も有たないが、しかもその分量の制限によって、その交換価値は等しい名
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