作用しているのであり、従って人口の半数以上が十五歳以下のアメリカの如き国においては、年結婚の総人口に対する比率は、予防的妨げがいかに実際働いていないかということを、正確に表現しないであろう。この問題は複雑であり、やや注意を要するものである。
『2)[#「2)」は縦中横] 〔Sussmilch, Go:ttliche Ordnung, vol. i. c. iv. s. lxxi. p. 141.〕
[#ここから2字下げ]
『ノルウェイでは、おそらく、産児の半数は四十三歳、四十四歳、またはそれ以上まで生存するのであろう。従って、産児のやや半数以上が結婚まで生存するけれども、二〇歳ないし四四歳の者が必ずや数多く未婚生活をしているのであり、換言すれば予防的妨げが著しい程度に行われているのであろう。スイスのヴォー州の一部では、産児の半数は四五歳までも生存する。従ってもし四〇歳までは誰も結婚せず四〇歳になれば全部が結婚するとすれば、産児の半数以上は結婚まで生存するであろうが、しかし全部が四〇歳以下には未婚なのであるから、予防的妨げは非常に著しい程度に行われていると云い得よう。
『従って、産児のう
前へ 次へ
全434ページ中380ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
マルサス トマス・ロバート の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング