ヤにおいて、前記の修正を施した死亡以上に出ずる出生の超過によって決定される増加率と、ほとんど一致するであろう。そして前記の修正がある程度不正確であるとしても、――これはありそうなことだが――何らかのかかる不正確から起る誤りは、旧表の基礎となっている仮定、すなわち出生は人口に対し常に同一の比率を保つという仮定から、必然的に生じなければならぬ誤りより、遥かに小なるべき傾向があるということも、更に注意に価することである。
もちろん私は、より[#「より」に傍点]よい資料が見つからぬ場合には、このようにして行われる人口の推算に決して反対しようというつもりはない。しかし現在の場合では、埋葬と洗礼の記録簿が一七八〇年の古きまでも毎年与えられており、そしてこれらの記録簿は、最近の人口実測という確固たる立脚点があるのであるから、一七八〇年以来の人口に対してそれ以前よりも正確な表を与え、同時に、出生のみによる推算は、なかんずく特定期間の人口増加を見るためには、不正確であることを証示する、手段を提供しているのである。大きな国の総人口を見積るに当っては、二、三十万は大したことではない。しかし五年間または十年
前へ
次へ
全434ページ中253ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
マルサス トマス・ロバート の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング