が極めて不正確であり出生における脱漏が死亡における脱漏より大であるのか、または各十年を隔てるこれらの時期が正しい平均を表わさないか、といずれかである。これら特定の年は、出生の死亡に対する比率に関して、他の年よりも不利な年であったのかもしれない。実際、その中の一七一〇年という一年は、大きな凶作と困厄の年であったのは周知のことに属する。しかし、もしこの疑念が正しく最初の六期に影響を及ぼし得た――これは極めてありそうなことであるが――としても、吾々は、一七八〇年で終る次の三期に関しては、反対の事件が起ったのではなかろうかと、正当に疑い得よう。すなわちこの三十年間には、同一の計算法によって、百五十万の増加があったように思われるであろう3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]。とにかく、このようにして採った別々の三年は、決して正当な平均を確立するに足るものとは考え得ないことを、認めなければならない。そしてこれらの特定の年が出生について通常以上に好都合であったのではないかという疑念をむしろ強めるものは、一七八〇年ないし一七八五年の出生の増加が異常に小であることであり4)[#「4)」は縦中横、行右小
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