ろではない(訳註)。しかも吾々が、労働の価格が大家庭を維持するに足りないことや、貧困から直接間接に起る死亡の数を考え、更にこれに加うるに、我国の大都市や工場や救貧院で夭折する無数の子供のことを考える時には、吾々は、もし年々生れるものがこの夭折によって大いに減少されないとすれば、成人となるべき追加数に仕事と食物とを与えるために、労働の維持のための基金は、従来我国で見られたことのない速度で増加しなければならぬということを、承認せざるを得なくなるのであろう。
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〔訳註〕この『自然の増殖力はなるほど我国では十分に発揮させられているどころではない。』という一文は、第三版にはじめて現われたものであり、第二版ではこの箇所は次の如くなっていた、――
『………という推論はそうとは思われない。思うに、我国では、自然の増殖力の半ば以上は発揮させられておらないが、しかも国が適当に養い得る以上の子供がいる、というのは、真を距《へだた》る極めて遠いものではないであろう。
『もし吾々が、年出生をもって、短期間にはしばしば大陸に現われ1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]またアメリカの多くの地方
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