ろう。
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 1)[#「1)」は縦中横] Lettres Edif. tom. vi. p. 360.
 2)[#「2)」は縦中横] Charlevoix, No. Fr. tom. iii. p. 376.
 3)[#「3)」は縦中横] Robertson, b. iv. p. 155. Lettres Edif. tom. vi. p. 182, 360.
[#ここで字下げ終わり]
 かかる戦法は明かに、蒙昧生活の困難と危険の下において若い人間を育てるのに伴う困難を意識するから生じたものである。そして強大な破壊原因は、ある場合には、人口を生活資料よりもはるかに低く保っておくほどに大であろう。しかしアメリカ土人がその社会の縮少を恐れる様を現わし、またそれを拡大せんとする明かな希望を現わすということは、一般に事実もその通りであるということの証拠ではない。各々の社会で相食い合うようなその国はおそらく増加人口を養い得ず、一種族の力の増加は、それに対し、比較的弱くなったその敵から新しい生活資料の源泉を新しく奪う途を与える。そして反対に、その成員の減少は、残った成員に対し
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