Rはおそらく十分に説明し得るであろう。疑いもなく、彼らをして、古代のゲルマン民族の如くに、戦に敗れて半ば破滅した軍隊をかくも驚くべく恢復し、未来の歴史家を驚かし得せしめたものは、かかる急速な人口の供給であったのである。
[#ここから2字下げ]
 1)[#「1)」は縦中横] Dissertation, p. 62. 8vo. 1763, Edinburgh.
 2)[#「2)」は縦中横] Lib. vi. c. xii.
[#ここで字下げ終わり]
 しかも、殺児の慣行が、ギリシアにおけると同様に、最も早い時代からイタリアに広く行われていたと信すべき理由がある。ロムルスのある法律は、三歳末満の小児遺棄を禁止しているが1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]、これは、生れてすぐ遺棄する習慣が以前には広く行われていたことを意味するものである。しかしこの慣行は、云うまでもなく、戦争による人口の減少が新たに生れて来る世代に対し、余地を作るに足らなかった場合の外は、決して行われなかったであろう。従ってそれは全幅の増加力に対する積極的妨げの一つと考えられ得ようが、しかし現実の事態においては、それは確かに
前へ 次へ
全389ページ中365ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
マルサス トマス・ロバート の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング