送った、と喞っている1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。パラスによれば、ヴォルガ河附近の地方のドイツ移民ですら、この最後の点では欠けているというが2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]、これはたしかに最も本質的な点である。実に、勤労の習慣の輸入は、一国の人口にとり、単に数の上から考えた、男女の輸入よりも、限りなく重大なことであると云つて、間違いない。全人民の習慣を一挙に変え、そして思うがままに勤労を指導することが出来たならば、いかなる政府も外国移民を奨励するようなことをしなくとも済むであろう。しかし久しきに亙る習慣を変えるということは、すべての企ての中で最も困難なものである。シベリアの農民が英蘭《イングランド》の労働者のもつような勤労心と活動性とをもつようになるには、最も好郡合なる事情の下においても、多年の日時が経過しなければならない。そしてロシア政府はシベリアの牧畜民を農業に転向させるために不断の努力を払って来ているけれども、しかも多数のものは、彼らをその有害な懶惰《らんだ》から脱却せしめ得るあらゆる企図に対して、頑固な反抗を続けているのである3)[#「3)」は縦中横、行右小書き
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