ニは、おそらく、異なる民族の、しかも確かに異る時期の記述なのであるから、両者が互に異るからといってどちらが間違っているとも推断し得ない。しかしパアクの記述の関する範囲においては、それは確かに彼以前のいかなる旅行者の記述よりも信頼し得るものである。
 2)[#「2)」は縦中横] Id. p. 267.
 3)[#「3)」は縦中横] Id. c. xxii. p. 287.
 4)[#「4)」は縦中横] Id. p. 288.
[#ここで字下げ終わり]
 アフリカは従来常に奴隷の中心市揚であった。かくの如くしてアフリカから流出する人口は莫大恒常なるものがあり、なかんずくヨオロッパ人の植民地に奴隷が採用されて以来は殊に甚しかった。しかし、フランクリン博士の云う如くに、アメリカを半分真黒にしてしまった百年に亙る黒人の輸出により作られた間隙を見出すことはおそらく困難であろう1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。けだし、かかる不断の移出と、不断の戦争による多くの人命の喪失と、罪悪その他の原因による人口増加に対する妨げとがあるにもかかわらず、人口は絶えず生活資料の限界を圧迫しているように思われるか
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