_じて曰く、『人口の尺度は生活資料によって左右される。この広大な半島の住民は、数において、肥沃な勤勉な一州の住民に及ばなくなることもあろう2)[#「2)」は縦中横、行右小書き]。』結婚に対する奨励がいかなるものであろうと、この尺度を超えることは出来ない。アラビア人が現在の風習を保持し、そしてこの国が現在の耕作状態に止まる間は、十人の子供を有つあらゆる者に楽園の約束をしたところで、それらは彼らの窮乏は大いに増加しはしようが、彼らの人口を増加することはほとんどないであろう。人口に対する直接的奨励は、かかる風習を変化し耕作を促進する傾向を全然有たない。実際おそらくそれは反対の傾向を有つ。けだしそれがもたらす貧困と欠乏から生ずる不断の不安は、掠奪的精神を奨励し3)[#「3)」は縦中横、行右小書き]、戦争の機会を増加するに違いないからである。
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 1)[#「1)」は縦中横] Niebuhr's Travels, vol. ii. c. v. p. 207.
 2)[#「2)」は縦中横] かくまで多数の著者が述べかつ認めているかくも重要な真理が、その帰結まで滅多につきつめられた
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