Aこのカルマック族はその頃には大ブカリアの辺境地方及びその国の南部地方の掃討に出掛ける。他方において、韃靼人は絶えずヤイクのコサック族及びノガイ韃靼人を悩ましている。夏には彼らはイーグル山脈を超えてシベリアに侵入する。そして彼らはしばしばこれらの侵略では運が悪く、その掠奪物の全部は彼らが極めてわずかの労働で彼らの土地から手に入れることが出来るものにも及ばないけれども、しかも彼らは真面目に農業に従事するよりも、かかる生活に必然的に伴う幾多の困憊と危険とに自ら好んで身を曝すのである1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。
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1)[#「1)」は縦中横] Geneal. Hist. Tart. vol. ii. p. 573 et seq.
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他の囘教韃靼人の生活方法もこれと同じことであり、これを繰返すのは煩しいから、従って読者は『韃靼系譜史』とその有益な註を参照せられたい。この歴史の著者はチォワラスムのチャンであるが、彼自身の行為が、これらの国で行われる政策上の、復讐または掠奪のための、戦争の、蒙昧なやり方に関し、面白い例を示している。彼は一
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