不運を恢復し、帝国没落の運命を阻止するために、ヘルクレスの苦難をなしとげて帝国の領土を野蛮人の侵入から守らなければならなかった。二五〇年及びその後数年、海陸両路から帝国を蹂躪し種々成功を収めたゴオト族は、遂にその冒険部隊のほとんど全部を失ったけれども5)[#「5)」は縦中横、行右小書き]、二六九年には、植民の目的をもって、妻子を伴う莫大な数の移住民を送り出した6)[#「6)」は縦中横、行右小書き]。最初には三二〇、〇〇〇の野蛮人から成ると云われた7)[#「7)」は縦中横、行右小書き]この恐るべき一団は、遂にはクラウディウス帝の武力と智力によって撃破され追い散らされた。その後継者アウレリアンは、そのウクライナの植民地から出て来た同じ名の新集団と戦いこれを滅した。しかし暗黙の平和条件の一つには、彼はダシヤからロウマ軍を撤退し、この広大な州をゴオト族とヴァンダル族とに委ねなければならぬ、とあった8)[#「8)」は縦中横、行右小書き]。その後まもなく、アレマニ族の新らしいはなはだ恐るべき侵入が世界の覇権奪取の脅威を与え、アウレリアンは三度の大規模な血腥い戦闘を行った後、ようやくにしてこの破壊的
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