ったろう。
 教員時代の変に充ち足りた一年間というものは、私の歴史の中で、私自身でないような、思いだすたびに嘘のような変に白々しい気持がするのである。



底本:「坂口安吾全集4」ちくま文庫、筑摩書房
   1990(平成2)年3月27日第1刷発行
底本の親本:「いづこへ」真光社
   1947(昭和22)年5月15日発行
初出:「文芸 第四巻第一号(新春号)」
   1947(昭和22)年1月1日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、以下に限って、大振りにつくっています。
「その一二ヶ月というもの」
入力:砂場清隆
校正:伊藤時也
2005年12月11日作成
青空文庫作成ファイル:
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