苦痛に堪えて、その争いの嵐の中で自分を育てたまえ。さすれば、文学の本質にも、やがて近づきうるであろう。
「天皇陛下にさゝぐる言葉」にこもる大いなる愛情もやみがたい情熱も、君の目には逆の意味にうつるのも、きわめて当然なことである。しかし、こういう愚にもつかない批評でもそれが君の本音なら仕方がないから、せめて本名で書かれんことを。さすれば、進歩はありうるであろう。
底本:「坂口安吾全集 06」筑摩書房
1998(平成10)年7月20日初版第1刷発行
底本の親本:「読売新聞 第二五五八五号」
1948(昭和23)年3月22日
初出:「読売新聞 第二五五八五号」
1948(昭和23)年3月22日
入力:tatsuki
校正:小林繁雄
2007年4月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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