何事か喚いてゐる人々がをり、その人々が自ら詩人と称したところで、もとより他人が文句を言ふべき筋合ではない、といふ意味であるが、詩に限らず、小説でも、詩論や小説論はなくともいゝ。作家は、たゞ黙つて作品を書いてゐればいゝ、といふ意味でもある。
底本:「坂口安吾全集 03」筑摩書房
1999(平成11)年3月20日初版第1刷発行
底本の親本:「都新聞 一九四三六号」
1941(昭和16)年12月1日
初出:「都新聞 一九四三六号」
1941(昭和16)年12月1日
入力:tatsuki
校正:noriko saito
2008年9月16日作成
青空文庫作成ファイル:
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