は又、色々に姿を変へて、日本の女の日常に今日も尚巧まずして現れてくるものでもある。かういふアネゴが恋人としてあんまりタノモしく思はれぬのは自然の情だが、ハダシのチンピラが頼もしいかどうか、激情や感動は極めて短命なものであるから、ナサケないことになつたネエ、之がタノモしからずとは断言の限りでない。否、ハダシの娘がタノモしいとは断言の限りでないのである。
底本:「坂口安吾全集 03」筑摩書房
1999(平成11)年3月20日初版第1刷発行
底本の親本:「現代文学 第六巻第一〇号」大観堂
1943(昭和18)年9月28日発行
初出:「現代文学 第六巻第一〇号」大観堂
1943(昭和18)年9月28日発行
入力:tatsuki
校正:noriko saito
2008年9月29日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全2ページ中2ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
坂口 安吾 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング