時世の下に隠された宝玉を思ひ出させてくれなければならない。
小さい雑誌といふものは甚だつぶれやすいもので、これだけのまとまつた仕事を残すのも容易なことぢやないと思ふ。今後この調子で続くだけでも相当なことで、文句を言ふところは何もないが、小野さんの手腕で雑誌がだん/\大きくなり、時代に呼びかける力が強力になつたら、筆を執る方の側でも大変嬉しいことである。
底本:「坂口安吾全集 01」筑摩書房
1999(平成11)年5月20日初版第1刷発行
底本の親本:「作品 第六巻第五号」
1935(昭和10)年5月1日発行
初出:「作品 第六巻第五号」
1935(昭和10)年5月1日発行
入力:tatsuki
校正:noriko saito
2009年4月19日作成
青空文庫作成ファイル:
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