るのじゃなくて、心構えの新しさ正しさにあるのである。
木村ほどの大豪のものが、自らの型を破って、勝負の当然な原則を自得するに至ったら、又、ひとまわり鋭くなるにきまっている。そして、その新生は不可能ではない。以上、坂口流の文学の原則から見た将棋観である。
[#地付き](木村・升田戦の日の未明)
底本:「坂口安吾全集 06」筑摩書房
1998(平成10)年7月20日初版第1刷発行
底本の親本:「教祖の文学」草野書房
1948(昭和23)年4月20日発行
初出:「神港夕刊新聞」「九州タイムズ」
発表年月日未詳
入力:tatsuki
校正:小林繁雄
2007年5月5日作成
青空文庫作成ファイル:
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