。もっとも飛びきりゼイタクな料亭は、あるいはうまいのかも知れないな。
例の三ツ寺の隣りに入口の小さいバアらしきものを見つけて飛びこんだら、これが中へはいると大そうな広さで、やっぱりバンドがドカドカやっているキャバレーだ。コンパという店名であった。大阪は妙なところで、メトロのようにバカバカしく華美な装飾を施したのがあると思うと、まるでミルクホールのように殺風景なのがあるのである。コンパの殺風景なこと。大きな店内に、植木鉢もなく広さの目立つこと夥しい。こういう殺風景なのは、とても東京では見かけることができない。しかし大阪には、こういう殺風景なのがタクサンあって、コンドルも殺風景だし、OKも殺風景だ。ゴタゴタとバカバカしく華美にやる店よりも、私には殺風景な店の方が気持がよい。バカバカしく派手な店は気心が知れなくて、つきあう気になれない。どうせカルピスジンのたぐいだろうと思われるからである。さすがに殺風景だけあって、コンパでは本式のジンヒーズをのませてくれた。
檀君の案内で織田作ゆかりのコンドルというところへ行ったが、なんとなく、なつかしいや。しかし、この店などは東京で云うと、どういう種別
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