_]([#ここから割り注]ぐるぐる街[#ここで割り注終わり])という名前に、それはなおよく言い現わされている。
サン・ドゥニ街からシャンヴルリー街へはいってゆくと、町幅がしだいに狭くなって長めの漏斗《じょうご》の中へでも進み入るがようだった。そしてごく短いその街路の先端は、市場の方を高い軒並みでさえぎられた一つの通路になっていて、ちょうど行き止まりかと思われたが、それでも右と左とにぬけられる二つの暗い横丁がついていた。それがすなわちモンデトゥール街で、一方はプレーシュール街に通じ、他方はプティート・トリュアンドリー街とシーニュ街との方に通じていた。この一種の行き止まりの奥、右の横丁の角《かど》の所に、街路の岬《みさき》のようにして立っている他より低い一軒の家があった。
ただ三階建てのその家の中に、三百年以来繁盛してきた有名な居酒屋があって、老テオフィールが次の二句で形容したその場所に、愉快な響きを立てていた。
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そこにこそ、縊死《いし》せるあわれなる恋人の
恐ろしき骸骨《がいこつ》は揺《どよ》めき動く。
[#ここで字下げ終わり]
けれども位置がよかったの
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