いた。荷車は中まで透かし見られて、昔は責め道具に使ったらしいこわれかかった簀子《すのこ》が張られていた。
それらの車はみな舗石道《しきいしみち》のまんなかを進んでいた。両側にはいやしい様子をした衛兵が二重の垣を作って歩いていた。彼らは皆執政内閣時代の兵士のように三角帽をかぶり、汚点と破れ目とがあり不潔で、老廃兵のような軍服と死体運搬人のようなズボンをまとい、半分は灰色で半分は青く、ほとんどぼろを着てるようで、その上赤い肩章をつけ、黄色い負い皮をつけ、剣と銃と棒とを持っていた。まったく兵士の無頼漢ともいうべき類《たぐ》いだった。あたかもそれらの護衛兵は、乞食《こじき》の卑賤と死刑執行人の権威とを兼ねそなえてるかのようだった。その隊長とも見える男は、御者の鞭《むち》を手に持っていた。すべてそれらのものは、初め薄ら明るみにくらまされていたが、明るくなるにつれてしだいにはっきりしてきた。列の先頭と後部には、サーベルを手にしていかめしい騎馬の憲兵が進んでいた。
その行列はかなり長くて、第一の馬車が市門に達する時、最後の馬車はようやく大通りに現われたくらいだった。
パリーではよく見らるるとお
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