る。革命の壮観があり、断崖《だんがい》が見えている。社会的集団、文明の地層、重畳し粘着せる権利関係の強固な団結、古きフランスを形成する年経たる相貌《そうぼう》、それらが各瞬間ごとに、種々の体系や熱情や理論の乱雲のうちに、そこに明滅している。それらの出現や消滅は、抵抗または運動と名づけられた。そして間欠的に、真理が、人類の魂の日光が、そこに輝き出すのを見ることができる。
この顕著なる時期は、かなり短く、またかなりわれわれから遠ざかり始めているので、現在でも既にその主要な輪郭をつかむことができる。
われわれはここにそれを試みてみよう。
王政復古は、一定の批判を下すに困難な中間的局面の一つであった。かかる中間的局面には、疲労と喧騒《けんそう》と耳語と睡眠と雑踏とがあって、大国民が一宿場に到着したものにほかならない。それらの時期は特殊なものであり、それを利用せんとする為政家を欺くことが多い。最初に該国民が求むるところのものは休息のみであり、その渇望するところは平和のみであり、その欲求するところは小国民たらんとすることである。換言すれば平安でいたいということである。大なる事件、大なる事変、
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