面となり裏となるために生まれた人々がある。ポルークス、パトロクロス、ニソス、エウダミダス、エフェスチオン、ペクメヤ、などはすなわちそれである([#ここから割り注]訳者注 皆献身的友情を以って名ある古代の人物[#ここで割り注終わり])。彼らは他人によりかかるという条件でのみ生きている。彼らの名は扈従《こじゅう》である、そして接続詞のと[#「と」に傍点]という字の次にしか書かれることがない。彼らの存在は彼ら自身のものではない。自分のものでない他の運命の裏面である。グランテールはそういう人物のひとりだった、彼はアンジョーラの背面であった。
 それらの結合はほとんどアルファベットの文字で始まってると言うこともできるであろう。一続きになす時はOとPとが離すべからざるものとなる。もしよろしくばOとPと言うがいい、すなわちオレステスとピラデスと([#ここから割り注]訳者注 物語中のオレステスとその友人ピラデス。彼らの頭字はOとP。またアンジョーラとグランテールとの頭字はEとG[#ここで割り注終わり])。
 アンジョーラの本当の従者であったグランテールは、この青年らの会合のうちに住んでいた。彼はそこに
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