えた。
「そうだとも。神様はその満期の手帳をくってみられたんだ。するとメティエンヌ爺さんの番だった。で爺さんは死んだのさ。」
フォーシュルヴァンは機械的にくり返した。
「神様が……。」
「神様だ。」と男はきっぱり言い放った。「哲学者に言わせると永劫《えいごう》の父で、ジャコバン党に言わせると最高の存在だ。」
「ひとつ近づきになろうじゃないかね。」とフォーシュルヴァンはつぶやいた。
「もう近づきになってるよ。君は田舎者《いなかもの》で、俺《おれ》はパリーっ児だ。」
「だがいっしょに酌《く》みかわさないうちはへだてが取れないからな。杯をあける者は心を打ち明けるというものだ。いっしょに飲みにこないかね。断わるもんじゃないよ。」
「仕事が先だ。」
これはとうていだめだ、とフォーシュルヴァンは考えた。
修道女らの埋まる片すみにゆく小道にはいるには、もう数回車輪が回るだけだった。
墓掘り人は言った。
「おい君、俺《おれ》は七人の子供を養わなけりゃならないんだ。奴《やつ》らが食わなけりゃならないからして、俺は酒を飲んじゃおれないんだ。」
そして彼は、まじめな男が名句を吐く時のような満足さで
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