達者で、ベネディクト修道女というよりもむしろベネディクト修道士と言ったふうな型《タイプ》だった。
 副修道院長は、シヌレス長老と言って、ほとんど盲目なスペイン人の老修道女だった。
 声の母たちのうちで重立ったのは次のような人たちだった。会計係りのサント・オノリーヌ長老、修練女長のサント・ジェルトリュード長老、副長のサント・アンジュ長老、御納室係りのアンノンシアシオン長老、修道院中でただ一人の意地悪で看護係りのサン・トーギュスタン長老、なお次には、みごとな声を持ったまだ若いサント・メチルド長老(ゴーヴァン嬢)、フィーユ・ディユー修道院やジゾールとマンニーとの間にあるトレゾール修道院にいたことのあるデ・ザンジュ長老(ド・ルーエ嬢)、サン・ジョゼフ長老(ド・コゴリュード嬢)、サント・アデライド長老(ドーヴェルネー嬢)、ミゼリコルド長老(苦業にたえ得なかったシファント嬢)、コンパッシオン長老(規則に反して六十歳ではいってきたきわめて金持ちのド・ラ・ミルティエール嬢)、プロヴィダンス長老(ド・ローディニエール嬢)、一八四七年に院長になったプレザンタシオン長老(ド・シガンザ嬢)、それからまた、気狂
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