へん異なっていた。しかしそのためにクリストフはその音楽にたいしていっそう同情を寄せたが、その代わり向こうでは彼にたいしてなんらの同情をも寄せなかった。彼が世間にもてはやされてることは、それら青年らのうちの飢えたる者と彼とを和解させる助けにはならなかった。彼らは腹中に大したものをもってはいなかった。それだけにまた彼らの牙《きば》は長くて鋭かった。クリストフは彼らの邪悪さに驚きはしなかった。
「彼らはなんと一生懸命に噛《か》みつくことだろう!」と彼は言った。「全身|歯牙《しが》となっている、小人どもが……。」
でも彼らよりももっと彼の嫌《きら》いな小犬どもがいた。彼が成功してるからといって諂《へつら》ってくる者ども――オービネのいわゆる、「一匹の犬がバタ[#「一匹の犬がバタ」に傍点]壺《つぼ》に頭をつっ込むと祝賀のためにその[#「に頭をつっ込むと祝賀のためにその」に傍点]髭《ひげ》をなめに来る[#「をなめに来る」に傍点]」者どもであった。
彼はオペラ座に一つの作品を採用された。採用されるや否やすぐ下稽古《したげいこ》にかけられた。ところがある日クリストフは、新聞紙の攻撃文によって、彼の
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