で聾である人間らは、動物を締め殺し、その腹を割《さ》き、筒切りにし、生きながら煮、苦痛にもがくさまを見ては面白がっている。アフリカの食人種のうちにも、これ以上|獰猛《どうもう》な行為があるだろうか? 動物の苦しみには、自由な良心の者にとっては、人間の苦しみよりもいっそう許容しがたいものがある。なぜなら、少なくとも人間の苦しみは、一つの悪であることが是認されてるし、それを引き起こすものは罪人であると是認されている。しかし無数の動物は、一片の悔恨の影もなしに、毎日いたずらに屠《ほふ》られている。それを口にする者は物笑いとなるだろう。――そしてこのことこそ、許すべからざる罪悪である。この罪悪だけでも、人間は苦しむのが道理だということになる。この罪悪は人類に返報を求めている。もし神が存在していてこの罪悪を寛容するとすれば、この罪悪は神に返報を求めるだろう。もし善良な神が存在するならば、生ける魂のうちのもっとも卑賤《ひせん》なものも救われなければならない。もしも神は最強者にとってしか善良でないとするならば、そして、惨《みじ》めなるものにとっては、人間の犠牲に供えられてる下等のものにとっては、正理
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