人ともドレフュース派であった。しかしアンドレは、産業革命主義にひきつけられて、非軍国主義者であった。そしてエリーは愛国者であった。
アンドレは時とすると、兄に会いに行かずにクリストフだけを訪れてきた。クリストフはそれに驚いた。なぜなら、彼とアンドレとの間には大なる同感は存しなかったから。アンドレはたいていだれかもしくは何事かにたいする不平ばかりを述べた――それはうるさいことだった。そしてクリストフが口をきくときには、アンドレのほうでよく聞いていなかった。それでクリストフはもう、彼から訪問されるのをつまらないと思ってる様子を隠そうとしなかった。しかし彼はそんなことにはいっこう平気だった。気づいてもいないらしかった。がついにある日、クリストフの疑問は解けた。相手が窓にもたれて、こちらの話によりも下の庭の様子に多く気をとられてるのが、彼にもわかった。彼はそれを言ってやった。するとアンドレは、実際シャブラン嬢を知ってることや、クリストフを訪問してくる理由のうちには彼女がはいってることなどを、すぐに承認してしまった。それから舌がほどけて、昔からの友情を、おそらくは友情以上のものを、その若い娘
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