にたつだろうか。そしてユダヤ人らがいなかったら、たぶんそれは知られずに終わるだろう。われわれを助けに来てくれるものは、われわれの同宗教者たちだろうか。カトリック教は、その血縁のもっともすぐれた人々を、少しも保護しようとはせずに滅ぶるに任している。魂の底からして信仰してる人たち、神を守るために一生をささげてる人たち、そういう人々はすべて――もし彼らが大胆にカトリックの教則から離れローマの権力から脱した暁には――自称カトリックの卑しい多衆からは、ただに冷淡であるばかりでなくまた敵意ある者と見なされる。そして多衆は彼らのことには口をつぐみ、彼らを共通な敵の餌食《えじき》としてしまう。また、自由精神の人は、いかに偉大な人であろうとも――もし彼が心からのキリスト教徒でありながらも服従的なキリスト教徒でない場合には――もっとも純なる真に聖なる信仰を彼が体現していることも、カトリック教徒らにとってはなんの重きもなさない。その人は羊の群れに属する者ではなく、自分自身で考えることをしない盲目|聾唖《ろうあ》の信者ではない。それゆえ彼は人々から好んで打ち捨てられ、ただ一人で苦しみ、敵から引き裂かれ、同胞
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