擁していた。
「僕はお前をもっている。お前は僕のものだ。彼らも僕からお前を奪うことはできない。なんとでもするがいい。僕を苦しませるがいい……。苦しむこと、それもやはり生きることだ!」
 クリストフはまた勇ましく働きだした。「文士」などとよくも名づけられた奴ども、文飾家、無益な饒舌《じょうぜつ》家、新聞雑誌記者、批評家、芸術上の山師や商売人、それらとはもはやなんらの関係もつけたくなかった。また音楽家らの偏見や嫉妬《しっと》を攻撃して時間をつぶすことは、なおさらしたくなかった。彼らは彼を欲しなかったというのか。――よろしい、もう彼の方でも彼らを欲しなかった。彼はなすべき仕事をもっていた。それをなすことだ。宮廷は彼を解放した。彼はそれを感謝していた。彼は人々の敵意を感謝していた。これから一人静かに働き得るのだった。
 ルイザは心から彼に賛成した。彼女はなんらの野心をももっていなかった。クラフト家の気質ではなかった。クリストフの父にも祖父にも似ていなかった。息子のために名誉をも世評をも希望してはいなかった。彼が富裕になり有名になったら、確かに彼女も喜ぶには違いなかった。しかしそれらの利得があま
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