ずぐずしてるのきらい。だから、そうする気ならさっさときめるといいのよ。」
「あたしのほうからいい出せるものではないし、おとうさんはあのかたに、あたしのことわかすぎるとおっしゃったんですもの、あのかたもいい出せないわ。」
 ジョウは、メグが気がよわいから
「あの人にいい出されたら、なんていっていいかわからなくなり、泣き出すか顔をあかくするか、ノウがいえないで、あの人の思うようになってしまう。」と、いいますと、メグは
「あなたの思うほど、あたしばかでもよわ虫でもないわ。あたしにだって、いうことはいえるわ。」とやりかえしました。
 それから、恋愛についていろいろ話したあげく、メグは、もしいい出されたら、
「あたしすっかりおちついていうわ。ありがとうございます。ブルックさま、けれど、まだ年がわかすぎますので、今のところ婚約などできませんの。父もおなじ意見でおりますの。どうかなにもおっしゃらずに、今までどおりお友だちとしておつき合い下さいませ。」
「ほう、いえるかしら。あのかたの感情を害することを気にして、きっと敗けてしまうわ。」
「いいえ敗けるものですか、つんとすまして部屋を出ていくわ。」
 
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