たちになったのよ。どんなにうれしいでしょうね。」
そこへ、ローリイも帰って来て、ジョウといっしょに、メグの結婚のことを話しているうちに、とうとうメグは、
「あたし、たれとも結婚しないわ。」と、つんと気どって歩きはじめました。二人はその後から、子供みたいに、笑ったり、つつき合ったりしてついていきました。
さて、それから一二週間というもの、ジョウはいかにも奇妙なふるまいが多かったので、みんなおどろいてしまいました。郵便屋の足音がすると玄関へかけていったり、ブルック先生につっけんどうにしたり、じっとすわりこんで悲しそうな顔をしてメグをながめたり、きゅうに、メグにとびついてキッスしたり、ローリイが来ると、二人で目くばせして、新聞のことを話したり、いったい、どうしたというんでしょう?
ある日、ジョウは家のなかへとびこんで来て、ソファに横になり、新聞を読むふりをしていました。ベスが尋ねました。
「なに読んでいらっしゃるの?」
「はりあう画家という小説。」
「おもしろそうね、読んでちょうだい。」
メグがいうと、ジョウはせきばらいをして、読みはじめましたが、ロマンチックな作で、出て来る人物は最
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