、のぼったりすべったりで、いかれそうにもないわ。」
 ジョウがいうと、ローリイも、
「ぼく、ベスの道づれになりますよ。でも、ぼくがその旅におくれたら、やさしい言葉をかけてくれるでしょうね?」
 ベスは、なんと返事してよいかこまったようでしたが、快活にいいました。
「だれだって、ほんとはいきたい気持で、一生、努力の旅をつづけたら天の都へいけると思うわ。」
 しばらく沈黙がつづいた後、ジョウがいいました。
「あたしたちの勝手に考える空中楼閣がみんなほんとのものになって、そこに住むことができたら、どんなにおもしろいでしょう。」
「ぼくは見たいだけ世界を見物してから、ドイツにおちついて、好きなだけ音楽を勉強して、有名な音楽家になるんです。けれど、ぼくはお金だとか、商売とかすこしも気にかけずに、じぶんの好きなように暮すんです。これがぼくの気にいっている空中楼閣です。」
 ローリイがそういうと、メグがつぎをつづけました。
「あたしは、いろいろぜいたくなものが、たくさんあるうつくしい家がいいわ。おいしい食べもの、きれいな服、りっぱな道具、感じのいい人たち、そして、お金は山ほどあるの。あたしその家のお
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