花瓶にさしました。
「メグねえさんには、手紙が一本、手ぶくろが片っぽ。」
メグは、おかあさんのそばにすわって、シャツのそで口をぬっていましたが、
「あら、りょうほう忘れて来たのに。お庭に落して来やしない?[#「しない?」は底本では「しないい?」]」
「いいえ、郵便局に片っぽしかなかったわ。」
「片っぽなんていやだわ。でもそのうちに片っぽ見つかるでしょう。あたしのお手紙は、ドイツの歌の訳したのがはいっているだけ、きっとブルック先生がなさった[#「なさった」は底本では「なかった」]のね。」
「ジョウ博士には、手紙が二通、本が一冊、おかしな古帽子、帽子は大きくて、郵便局からはみ出していました。」
ベスは、書斉でなにか書きものしているジョウに、笑いながらいいました。
「まあ、いやなローリイさん、あたし日にやけるから大きな帽子がはやるといいといったら、流行なんか気にしないで、大きな帽子かぶりなさいっていうから、あればかぶるといったの。いいわ。あたしかぶって、流行なんか気にしないこと見せてあげよう。」
その帽子をそばの胸像にひっかけて、手紙を読みはじめました。それはおかあさんからの手紙で、ジ
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