ほうがわめき立てた。「現にミウーソフさんもわたくしを責めます。いやミウーソフさん、責めましたよ、責めましたよ!」と、不意に彼はミウーソフのほうをふり向いた。だがミウーソフは別に口出しをしたわけではないのである。「つまりわたくしが子供の金を靴の中へ隠してちょろまかしてしまったといって責めるのです。が、しかし裁判所というものがありますからね。ドミトリイ・フョードロヴィッチ、あすこへ出たら、おまえさんの書いた受け取りや手紙や契約書をもとにして、おまえさんのところに幾ら幾らあったか、おまえさんがいくらいくら使ったか、そして今、いくらいくら残っているかを、すっかり勘定してくれまさあね! ミウーソフさんが裁判にかけるのを嫌うわけは、ドミトリイ・フョードロヴィッチがこの人にとってもまんざらの他人ではないからですよ。それでみんながわたくしに食ってかかるんですけれど、ドミトリイ・フョードロヴィッチは差し引きわたしに借りがあるのですぜ。それも少々のはした金じゃなくって、何千という額ですからな。それにはちゃんと証文があります! なにしろこの人の放蕩の噂で、いま町じゅうがひっくり返るほどの騒ぎですからなあ! 
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