やっとひざまで届《とど》いた。老人《ろうじん》はくつ下にひもをぬいつけて、フェルトぼうしの上にはいっぱいに赤いリボンを結《むす》びつけた。それから毛糸の花でおかざりをした。
 わたしはほかの人がどう思うかは知らないが、正直に言えば自分ながらなかなかりっぱになったと思った。親友のカピも同じ考えであったから、しばらくわたしの顔をじっと見て、満足《まんぞく》したふうで前足を出した。
 わたしはカピの賛成《さんせい》を得《え》たのでうれしかった。それというのが、わたしが着物を着かえている最中《さいちゅう》、例《れい》のジョリクールめが、わたしのまん前にべったりすわって、大げさな身ぶりで、さんざんひとのするとおりのまねをして、すっかり仕度ができると、今度はおしりに手を当て、首をちぢめて、あざけるように笑《わら》ったので、一方にそういう実意のある賛成者《さんせいしゃ》のできたのがよけいにうれしかったのである。
 いったいさるが笑うか笑わないかということは、学問上の問題だそうだ。わたしは長いあいだジョリクールと仲《なか》よくくらしていたが、かれはたしかに笑った。しかもどうかすると人をばかにした笑《わ
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