なれど、肉食《にくしよく》は鮮《あざら》けく新《あた》らしき品《しな》、野菜《やさい》は稚《わか》き柔《やわらか》なる品《しな》を擇《えら》ぶべし。よく烹熟《にたき》して、五穀《ごこく》に交《まじ》へ喰《くら》ふをよしとする事《こと》。
第十 常居《ゐま》は濕氣《しめりけ》少《すくな》く日當《ひあた》りよくして風《かぜ》の透《とほ》る樣《やう》に心《こゝろ》を用《もち》ふ可《べ》し。一ヶ|年《ねん》一兩度《いちりやうど》は必《かなら》ず天井《てんじやう》また椽《えん》の下《した》の塵《ちり》を拂《はら》ひ、寢所《ねどころ》は高《たか》く燥《かわ》きたる方《はう》を擇《えら》ぶべき事《こと》。
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一|養生《やうじやう》二には運動《うんどう》三|藥《くすり》揃《そろ》うてやまひ直《なを》るものなり
養生《やうじやう》の仕方《しかた》は人《ひと》に依《よる》なれど心《こゝろ》とむるは誰《たれ》も替《かは》らず
人《ひと》皆《みな》の天壽《てんじゆ》の蔓《つる》の手入《てい》れ時《どき》嚏《くさみ》だにせぬうちの養生《やうじやう》
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養生《や
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